CONCEPT
オーダー家具って、
本当はとても身近な道具なんです。
建物にとても興味がありました。中でも屋根の妻側に山形に付けられた板
「破風」というものに妙に惹かれていました。「風を破る」とあるように、
屋根裏への風の侵入防止であり防火としての役割や雨樋の下地ともなって
います。その知ってみると実はすごいのね。というモノの価値が、紆余曲折
で家具作りをしている自分の指針になっています。
オーダー家具って、高価で特別なモノのように聞こえてしまいます。
でも、本当は自分の暮らしに一番合った使い方のできる「無理なく心地いい
家具」なんだと思うんです。使っていくとどんどん暮らしに浸透して、ふと
気がつくと当たり前に使っている。なんの気負いもなく。
ギーベルはオーダー家具をそんな身近な道具として捉え、日々作っています。
「わが家」でずっと使い続けたい。
ドイツでは物を簡単に捨てない。大事に修理しながら使う国だと聞きました。
そんな気質を常に身近に感じていたい思いから、自分のモノ作りへの指針
としている破風のドイツ語であるGIEBEL(ギーベル)を屋号としました。
ギーベルが作る家具も修理やリメイクをしながらお客様の「わが家」で末永
く使ってもらえるものになって欲しいです。実際に私、守正晴も「わが家」
で使えるものを時間を見つけては制作しています。
このギーベル制作所の隣では妻が美容室を開いています。そこの内装設計
に始まり、自宅の家具や生まれた息子のベビーベッドや愛犬の小屋など、
自分たちのために作り使ってみて改良を重ねています。オーダー家具は製品
でありながらもお客様の道具です。納品後も永く使っていただけるように
「ちょっと、こうしたい」といった改良も大歓迎です。
気軽にご相談ください。